大自然から歴史遺産はもちろん、温泉やグルメなど観光スポットには事欠かない九州ですが、なかでもその玄関口となる福岡は最初に九州に来た時に訪れる人が多い都市でもあります。
福岡だけでもたくさんの人気スポットがあり、自然やグルメを思う存分楽しむことができるでしょう。
福岡の中心地や定番の観光スポットを周るだけでも1回の旅行じゃ全然時間が足りないぐらいですが、周辺に足をのばせばさらに興味深いおすすめスポットがたくさんあります。
特に今回は福岡の一番南側に位置する筑後地域に絞って、柳川や八女エリアのスポットをいくつか紹介したいと思います。
柳川の川下り
福岡の中心地から車を走らすこと約1時間程度のところにある柳川の川下りです。
柳川の町の中心を網目状に流れる掘割をどんこ舟で回るのが柳川の名物の川下りです。川下りと言っても町の中を船頭のさんの舟歌を聞きながら、ゆったりと回るというイメージで非常にのんびりとした時間を過ごすことができます。
周りにはしだれ柳の緑と水面にはウォーターヒヤシンスの水草があり、緑に囲まれた情緒のある風情を味わってみてはいかがでしょうか。
大牟田市動物園
実はここの動物園は動物の種類や絶対数が少ない上に、全体の面積も広くなく、一時期閉園も検討されていました。
ところが飼育員さんらの様々な取り組みや努力が実を結び、現在では入場者数も年間20万人以上と人気の動物園になっています。
数年前から環境エンリッチメントという取り組みを始めたこともあって、動物たちの生き生きとしたリアルな生態が見れるのが特徴です。
また、週末などは動物を身近に感じられる様々なイベントを行なったりもしているので、小さなお子さんのいるファミリー層にも大変人気になっています。
他の動物園では見れない動物たちのありのまま姿が見れるかもしれないので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
八女福島の白壁の町並み
八女周辺に来られた方にぜひ訪れていただきたいのがこちらの八女福島の白壁の町並みです。
江戸時代に栄えたこの町並みは筑後と豊後を結んでいた交通の要にもなっていたところです。
江戸時代から明治、大正、そして昭和の初期にかけての伝統的な情緒あふれる建物が150軒ほど軒を連ねています。
この辺りは商人や職人の町として栄えたこともあって、昔なつかしいお茶屋さんや和菓子屋さん、日用雑貨店など様々なお店が並んでいます。
またトンネル藤という藤棚もあります。ここは廃線になった旧国鉄の線路跡地にかかる藤棚で全長約500mほどにもなります。4月中旬から5月上旬の藤の季節が一番見ごろでしょう。
他にもちょっと面白いスポットとして土橋市場という神社の境内にある昭和レトロな飲み屋街もあります。一歩足を踏み入れると昭和にタイムスリップしかたのような雰囲気のディープなスポットです。
最近はこういう昔の風情を味わう場所も減ってきていますので、ゆったりとした時間を過ごすのにはこの辺りの散策はとてもおすすめです。
筑後情報のおすすめサイト
福岡県は福岡地域、北九州地域、筑豊地域、筑後地域の4つの地域から成っています。
今回はその中でも福岡の一番南側に位置する筑後地域の観光スポットを紹介いたしました。筑後地域には他にも旧三井港倶楽部、筑後吉井「白壁の町並み」、水田天満宮(恋木神社)などなど様々な観光スポットがあります。
筑後エリアの情報については筑後エリア専門の地域情報サイト筑後いこいで詳しくいろんなスポットが紹介されています。
地元でも有名なお店やグルメ情報なども定期的に更新されているので、筑後エリアに訪れる際はぜひ一度チェックしてみることをおすすめします。