オリジナルの商品やサービスがなくても独立する方法

一般記事

独立や起業をする場合、どういった方法があるのか、必ずしも自分で商品やサービスをゼロから作り出して事業を始めないといけないわけではありません。

すでにある商売や知名度のある商品やサービスのフランチャイズに加盟して開業する方法や代理店契約をして販売のみを請け負うという独立方法もあります。

最初に加盟料や保証料などが必要になる場合もありますが、その分まったくのゼロから自分で始めるよりはリスクも少なく、初月から売り上げを見込めるのが魅力です。

フランチャイズに加盟して独立開業をする

今も昔も脱サラして最も安定感のある独立開業と言えばやっぱりフランチャイズ加盟です。フランチャイズはすでにある商品やサービスのブランドをフル活用して商売ができるため、開業直後からある程度の売り上げを見込むことができます。

フランチャイズと言って真っ先に思い浮かぶのはコンビニ経営ではないでしょうか。セブンイレブンやローソン、ファミリーマートと言ったコンビニはそのほとんどがフランチャイズの加盟店によって成り立っています。ただコンビニ経営の場合は店舗取得費用や土地、建物などスタート時にそれなりの出費が必要になってくる場合は多いのと、スタッフが集まらないと家族でフル稼働しないといけないため、なかなか大変な部分もあります。

それでも立地さえ悪くなければ、開店直後からたくさんのお客様が来られますので、いきなり繁盛店になることも少なくありません。数あるフランチャイズの中では比較的安定している商売と言えるでしょう。

他にもフランチャイズを募集しているところは業種に限らず非常にたくさんあります。また女性でも開業できるものや特に経験や技術がいらない業種も多く、小資本でもできるものもたくさんあります。

コンビニ以外でフランチャイズ募集をよく行っている業種と言えば、塾や介護系の仕事、リペア関連やクリーニング、鍵、飲食、ファストフードなど様々です。

夫婦だけで開業できるものや副業としてできるものも増えてきているので、とにかく起業をしたいと考えている人は挑戦してみても良いのではないでしょうか。店舗を構えずに主にサービスのみを提供するフランチャイズの場合などは100万円程度で開業できるものも増えています。

代理店契約をして商品やサービスの販売を請け負う形で開業する

フランチャイズと代理店契約をごっちゃに理解している人も多いですが、実際少しわかりにくい部分があるので簡単に説明したいと思います。

フランチャイズの場合は本部から商品の仕入れだけでなく、運営ノウハウや様々な営業ツールなどすべてを提供してもらい、会社によってはスーパーバイザーと呼ばれる本部社員がヘルプに来てくれたり、経営のアドバイスをしてくれたりといろいろと世話をしてくれます。

代理店の場合はあくまでも商品の販売のみを請け負うため、販売方法や営業などはすべて自社でゼロからやらなければいけません。もちろん仕入れた分が売れなくても自分の責任ですし、売り上げが悪くてもサポートなどはありません。

その代わりに代理店は加盟金も安く、審査もそれほど厳しくないため比較的簡単に加盟することができるのがメリットです。ある程度営業に自信のある人や開業資金がそれほどない人は、まずは代理店として開業してみるという方法もありでしょう。

のれん分け制度を利用して開業する

資金もそれほどないけど確実に安定した開業を目指したいのなら、のれん分け制度が一番安全な方法ではないでしょうか。

特に飲食店などで採用しているところが多いですが、その会社の経営する店舗に何年間か勤務して一定の成果や結果を出した場合、のれん分けとしてその会社の屋号で新しく自分のお店を開業できるというシステムです。

もちろんこれもフランチャイズの一種なのですが、いきなり未経験の業界でフランチャイズ加盟するよりは、一定期間その業界のお店で働くことによって業界のいろんな知識を身につけることができる上、知識や経験も身につくため、本部側からしても、加盟する側からしても成功率が高いため、双方にとってメリットがある方法でもあります。

こういったのれん分け制度を採用しているところは、開業時に会社から開業資金を低金利で融資してくれたりなど開業しやすい制度を取り入れているところも多いです。

ただ誰でも開業できるわけではなく、数年働いても目標が達成できず開業させてもらえないという人も少なくないようです。この辺りは業界や会社によっても大きく異なるので事前に調べてみるとよいでしょう。

社内ベンチャーに応募してまずは社内で開業する

これは大手のベンチャー企業とかだと結構こういうパターンで独立する人が多い印象ですね。有名なところだとリクルートですね。リクルート出身の社長って意外と多いんですよね。

最近の会社だとサイバーエージェントとかも社内ベンチャーのような制度はよくやっているようですし、他にもIT系の急成長している会社は社内での事業プランコンテストなどを頻繁に実施して、優秀な社員にはそのまま社内で起業させたり、子会社を作ったりといったところが増えてきています。

社内ベンチャーの最大の利点はやはり資金繰りはもちろん開業時の様々な手続きはもちろん事務所借りたり人を新しく雇ったり等をしなくてもいいところです。今務めている会社の一部を間借りしてスタッフも社員から何人か選んでチームを作ってそのままうまく行けば独立という結構おいしいやり方だと思います。もし社内ベンチャーなどを狙っているのなら、こういった社風のある会社を狙って就職してみると良いかもしれません。

オリジナルの商品やサービスがなくても独立する方法

特に自分のオリジナルの商品やサービスがなくても独立することは比較的簡単です。極端に言えば、営業だけは得意って人もいると思いますが、そういう人は代理店なんかをやってみればいいですし、料理はできないけど接客には自信があるという人はフランチャイズやのれん分けなどを利用するのもいいでしょう。

独立とひとことで言っても誰でも簡単にできるわけではありません。フランチャイズに加盟するにしても自分で新しく起業するにしても、税理士さんや司法書士さんなどそういった人脈も必要になってきます。

知り合いがそういった仕事をしていれば一度相談してみるのもいいかもしれませんし、いないなら税理さんなどは無料相談を受け付けてくれるところも増えていますので利用してみるのも良いでしょう。

また起業相談ならこちらの司法書士さんが非常に親身になって相談に乗ってくれます。特にスタートアップやベンチャー企業を得意としていることもあって、本気で開業を考えているならぜひ一度相談してみると良いでしょう。

 

 

 

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