健康寿命を延ばして老後を長く健康的に生活することが大切

一般記事

最近よく人生100年時代と言われることがあります。確かに平均寿命も年々少しずつ伸び、健康寿命も同じく伸びていますので、健康的に100年間生きることも難しくはなくなってきたのかもしれません。

とはいえ、100歳まで健康でいる人は全体ではまだまだ少数派です。やはり80代を超えると一気に弱ってしまう人も多く、足腰を痛めたり、大病を患ってしまったりする人も少なくありません。

いくら長生きできても健康でいてこその長生きでもあるので、健康寿命を延ばすことは多くの人が関心を寄せています。

今回は老後を健康的に楽しく生きる秘訣について書いていきたいと思います。

健康寿命と平均寿命は大きな差がある

健康寿命というのは、心も体も健康的に生活ができる期間のことで、2000年にWHOが提唱しています。

それからというもの、単に寿命を延ばすことだけでなく、健康でいられる期間を延ばすということに関心が集まり、いかに健康で長く生きられるかが重要視されるようになってきました。

いくら100歳まで生きられたとしても、例えば健康でない状態が何十年も続いたり、病気などを患ってQOLがすごく低下した状態で長く生きることは、人によっては苦痛でしかないと感じることも多々あると思います。

長生きできることは誰にとっても有難いことではありますが、やはり健康な状態をいかに長く続けられるかのほうが重要かもしれません。

一般的に平均寿命と健康寿命には大きな差があります。

平均寿命は生まれてから何歳まで生きられるかの平均値ですが、100歳まで生きたからと言って必ずしもみんな健康という訳ではありません。この数字の中には寝たきりの人なども含まれた数字なります。

ちなみに最新のデータでは男性の平均寿命は80歳、女性は86歳となっています。

今回取り上げた健康寿命というのは健康で普通に社会生活が送れる状態のことを指します。健康寿命は男性の場合が71歳、女性の場合が74歳という数字が出ています。

男性の場合で9年、女性の場合だと12年も開きがあることが分かります。

近年平均寿命は毎年伸びていますが、注目すべきは健康寿命であるとも言えるでしょう。

健康寿命を延ばすためには一人一人が健康に気を付けていくことが唯一の方法だと言えますが、個人でできることをいくつかまとめてみました。

健康寿命を延ばすために気を付けるべきこと

まずは適度な運動が大切です。特に日本の高齢者の場合は運動習慣がない人が非常に多く、60代70代になってから生活習慣病をはじめ健康を害する人が増えています。

最近でこそウォーキングやジョギング、ジムなど運動をする高齢者も少しずつ増えてはいますが、全体的にはまだまだ少ないと言えるでしょう。

特に歩くことは非常に健康にいいとされています。長く続けられる範囲でウォーキングから始めてみるのも良いでしょう。

次に大切なのは食生活です。人間の体は食べたものから成り立っています。特に偏食は一番ダメなパターンなので、肉も魚も野菜も満遍なく食べることが大切です。

また、食べすぎも胃に負担がかかるためよくありません。できるだけ腹八分を心がけた食生活を送ることが大切です。

他にも健康に気を付けることはたくさんあります。最近は煙草を吸う人も少なくなってきましたが、特に高齢者では煙草をやめられずに喫煙習慣のある人がまだまだたくさんいることも事実です。

煙草は確実に寿命を縮めると言われていますがのでできればすぐにでも禁煙したほうがいいでしょう。

お酒に関しては適量であれば問題はありませんが、深酒や適度な量を超えた飲み方は体によくありません。特にお酒の強い人にありがちですが、お酒を大量に飲み続けると高齢になってから認知症になりやすかったり、血管の状態がよくなかったりと、年齢とともにその影響が体に出てきます。

適度な量の飲酒は健康にもいいとされていますので、ほどほどに楽しむようにしましょう。

社会とのつながりを持ち続けることも大切

高齢の単独世帯や一人暮らしになってくると周りの人とのコミュニケーションが極めて少なくなってきます。

完全に周りと孤立してしまうことで生活の乱れなどが生じたりして、精神的にストレスを抱えたりすることも珍しくありません。

できれば地域社会とのコミュニケーションや町内のイベントの参加、近隣住民とのコミュニケーションなどを積極的に取るようにすべきだと考えます。

人間だれしも一人では生きていけません。周りにコミュニケーションが取れる人がいるかいないかでも大きく変わってきますので、人とのかかわりは非常に大切です。

最後に

健康であっても友だち作りや周りとのコミュケーション、規則正しい生活を送るために積極的に老人ホームに入る人も増えてきています。

また持病のある人などは介護施設に入ることも条件によっては可能です。

ここ10年から20年ぐらいでこうした老人ホームや介護施設は非常に増えており、今後も増加の一途をたどると思われます。

介護施設を選ぶ際は地域の施設の口コミを参考にしたり、北海道であれば介護施設の紹介は札幌のシニアリンクのような紹介をしてくれるところを利用すると良いでしょう。

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